パーキンソン病がある人の救急対応予防

【パーキンソン病って?】

難病指定の1つである「パーキンソン病」

日本では人口1000人に1人に発症と言われ、難病の中でも多い疾患です。

要介護1以上の原因疾患として第6位です。

どのような病気かを大雑把に説明すると・・・

  1. 脳の中脳にある黒質の神経細胞がダメになり「レビー小体」ができる
  2. 黒質が変性し、ドーパミンの分泌が減少する
  3. 視床から大脳皮質の一次運動への働きかけに異常を及ぼす

※ドーパミンは、筋肉の動きを滑らかにする役割もあります。ドーパミンが減少すると「固縮」といって、歯車を回転させるような抵抗感の動きになります。

この3つのステップでパーキンソン病が発症します。

【パーキンソン病の4大症状】

  • 無動・寡動(緩慢)

あらゆる活動が低下していきます。

次第には顔の表情にも表れ、仮面様顔貌といった無表情となります。

その他にも、便秘にもなりやすくなります。

  • 筋固縮(筋強剛)

手首などの関節が継続的な抵抗で動きます(歯車様)

  • 安静時振戦

何もしていないのにからだが震えている状態です。

特に手に起こりやすいです。

  • 姿勢反射障害

前かがみの姿勢で、すり足や小刻みに歩きます(突進歩行、突進現象)

その他にも、自律神経障害として、排尿障害、便秘、起立性低血圧、脂漏性皮膚炎などもみられます。

【治療は?】

薬物療法と運動療法が中心となります。

薬物療法は副作用が出やすく、

<ウェアリングオフ>

薬剤の効果のサイクルが短くなること

<オンオフ現象>

改善症状が見られた薬物を内服しているも関わらず、突然効果がなくなったり、また突然効果が表れたりする症状

<ジスキネシア>

自分の意志とは関係なくからだが勝手に動いてしまう症状

<幻覚>

「天井一面に白い虫がいる」など実際にいないものが見える症状

といったことがみられることがあります。

これは、長期間薬物療法をおこなっていると出やすい副作用となります。

この時は焦らずに担当医に報告・相談をし、薬物のコントロールをしてもらいましょう。

【他にも注意しなくていけないこと】

風邪などによって抗パーキンソン病薬を急に中止すると<悪性症候群>といって、「高熱」「意識障害」「全身の硬直」「発汗」「頻脈」などを起こし、生命に関わることもあります。

万が一、担当医以外に受診する場合は必ず「パーキンソン病であること」と「お薬手帳を見てもらうこと」を忘れずにおこないましょう!

今回は以上となります。

いきなり起こる病態急変は、常日頃のケアから予防できることも多いです。

利用者さんを苦しめないため、自分自身も不安にならないために「過剰にならない程度の予防策」は知っておきましょう(*‘∀‘)

パーキンソン病がある人の救急対応予防

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